ダウン症児のドタバタ子育てブログですが、思春期以降の記事はお引っ越ししています。
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こんにちは。
おいでくださりありがとうございます。 障がいを持って生まれてきた子どものことを 人に知らせるとき。 というか、知らせるか知らせないか。 様々な葛藤があるものですよね。(告知に関する過去記事はこちらから) が、さすがに息子が中学生ともなると、他人に告知するとか、葛藤とか、そういったことは忘れていました。 それが。 改めて、ちょっと寂しいというか悲しいというか、ということが先日ありました。 お正月開け、母から電話があり、妹と母とで伯母の家に遊びに行くのだが一緒に行かないか、という誘いがありました。 たまたま、その日は長男と私だけが家にいる日だったので、長男も一緒なら可能だけれど、と返事しました。 すると。 「・・・・・・。 じゃあ、無理ね。」と。 無理。 この言葉の意味を、暫し考えてしまいました。 無理。 暗に、長男は連れて行きたくない、という・・・。 まぁ、伯母は比較的偏見が強いところがあり、人種や障がいについて人を見下ししがちなタイプで。(もうじき90代、そういう時代の人です。) そして、母は割と見栄っ張りなところがなくもなく、伯母には「いい義妹」でいたいところがあり・・・。 普段からそれほど親戚つきあいが激しいわけでも無いので、伯母だけに限らず、親戚筋には長男がダウン症持ちであるということについて敢えて発表的なことはしてきませんでした。 なんとなく、母が言葉を濁す感触で、母自身が知られたくないのだろうな、とは感じましたが。 それで生活に支障が出るわけでも無いですし、伯母の家にも頻繁に遊びに行く必要も無かったですし。 (子連れで会ったのは、確か二人がまだ2、3歳の頃一度か二度です。) 普段、母が孫二人(長男と次男)に対してとりわけ態度が違ったりすることもないですし、母も差別をしているとかそういうわけではないと思うのです。 ただ、「知られたくない」という感覚、なのかな。 あまり差のない赤ちゃんの頃は「バレない」けれど、大きくなった今だとわかってしまう。 そう言われた気がして。 母ももう80代。 改めて非難したり苦言したりする気は無いけれど。 ちょっと、寂しかったかな。 ↓↓ランキングに参加しています。 ↓↓応援よろしくお願い致します。 ![]() ![]() にほんブログ村 ![]() こちらもよろしく↓ ![]() スポンサーサイト
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我が家の場合、年子の弟への告知(関連記事)も絡んでいたのでかなり早い時期から家庭内で「ダウン症」という言葉を使っていました。
長男自身に自分と弟と、何がどう違うか、を染色体の画像を見せて説明したのは子ども達が3・4年生の頃。(関連記事) 長男が自信を持って自分が「ダウン症だよ」と第三者に伝えたのが小学校3年生の頃。(関連記事) 私がどこかに出かけて、そこにたまたまダウン症持ちの方がいたことを帰ってから長男に伝えると「えっ?僕の仲間?」というような表現をするようになったのが去年あたりから。 振り返ってみると、改めて本人だけに告知したことはありません。 でも、「ダウン症の親の会」など、日常的に「(長男は)ダウン症」という表現は使っていて、家族も本人もそれが普通の状態になっています。 ごく普通に、ニュートラルに使用していたつもりなので、これはこれで良かったと思っていたのですが。 でも。 この間の、長男の大事なぬいぐるみもダウン症持ちだということを聞いて。 早くから「ダウン症」という言葉を本人に伝えるのって、果たしていいのか、どうなのか。 ダウン症の方で、自分がダウン症持ちであるということを知らない方も当然いると思います。 ご兄弟がいなければ、尚のこと改めて伝える必要もないかもしれませんし。 思春期に入って、少なくとも長男は今、自分のアイデンティティーについていろいろ感じ、考えている訳で・・・。 ダウン症を持つ子どもにとって、きょうだい児の存在はとっても大事だと思います。 でも、我が家の様に「年子」はお薦めしないかな…。 私の場合、長男からして超高齢出産だったので、次も何とか45歳までに生みたかったという制約があったので年子になってしまったのだけれど。 年子の場合は、何かしら競り合うので、親も大変だけれど、子ども達も大変かもしれません。 兄弟喧嘩で、罵り合いのことばで「バカ!」は日常茶飯事。 特に二人とも思春期を迎えた昨今。 小学校高学年の喧嘩。 相手をやり込めるための舌戦。 「ダウン症はバカだから!」 という言葉も出てきます。 他人がいったら差別としか言いようのない言葉であっても、「きょうだい児のこころ」のこともあるので、ケースバイケースで止めたり止めなかったりしています。 理屈攻めの次男に対し、うまく反論の言葉が出てこない長男はちょっとかわいそうかな。(その分、手が出たり唾を吐いて叱られたり) 周りとの違いに気付いてきている長男。 投げられた言葉に傷ついていることでしょう。 だからこそ、の。 ダウン症持ちのぬいぐるみ、シモンKやクマール。 長男の気持ちを考えると、どうするのがいいのか、どうしたら良かったのか。 考えても仕方にことだろうけれど。 そして、長男が、次男がもっと大きく大人になってから、わかるのかもしれないけれど。 子どもが成長したらしたで、今まで大丈夫だと思っていた条件も結果も変わってくるのですね。 悩みは尽きないなぁ・・・。 ↓↓ランキングに参加しています。 ↓↓応援よろしくお願い致します。 ![]() ![]() にほんブログ村 ![]() |
引き続き過去記事の再録で申し訳ないです。
2013年11月に記載した記事です。 -------------------------------------- さて、今日はダウン症についてよく知らない方にどう説明するか。 就園や、就学、習い事や塾の先生やお友達のお母さんなど、 子どもを通じて接する方に、ダウン症を持って生まれたわが子が どんなにがんばっていても「無理なこと・苦手なこと」を知っておいてもらいたいですよね。 「ダウン症」という言葉は知っていても、その特色、特に低筋緊張については意外と知られていません。 ダウン症の説明と言っても「染色体が3本あって…」から始めてしまうと長すぎる。 場合によっては引かれてしまうかも。 それに「障がい」についてゆっくりじっくり話す時間って意外と無いものです。 基本的には、初対面程度のあいさつの時は「ゆっくり育ちます。」といったところでしょうか。 暫くして実際に集団行動を伴う場面になった時。 日常生活での行動のゆっくりさとなると、何かとマイナスな印象を与えてしまう場合があります。 時間にそってみんなで行動する時、ひとりだけ遅れる、というのは理解がある先生でも時と場合ではやはり困るだろうことはわかります。 また、お母さん方の場合(保育参観の時など)「動作が遅い○○ちゃんばかり先生が見るからうちの子は見てもらえない。」などと言われることもあります。 そんな時「うちの子は障がいを持って生まれてきたのだから…。」とやると逆効果なので。 内心はそう思っていても、取りあえず「ごめんね。」が無難。 では、ダウン症の行動のゆっくりさについてどう説明するか。 「低筋緊張といって、筋肉に力が入りにくいから、みんなと違って動きにくいらしいです。 例えば 私たちがプロレスラーのトレーニングをやらされる感じ。または、 地球より重力の強い木星で生活している感じ。 私はダウン症じゃないのでよくわかりませんが、専門家の話から察するとそんな感じかな、と私は思っています。」 と続けたりしています。 たいていは、これで「ああ、体を動かすのが大変なんだ。」と理解してくれます。 ダウン症って「そんな障がいなんだ」と気付いてくれます。 他に、よく聞くのは、「手袋をして作業している感じ」というのもあります。 これはお友達にも理解しやすい比喩です。 手作業の不器用さなどはこれで理解してもらえます。 更にもう少し時間があれば。(もしくは別の機会に) 「全身の筋肉が弱いってことは、咀嚼や言葉や内臓(消化)や排せつなどあらゆることに私たちと違いがあって大変なんだ」ということを伝えます。 そうすると、「発音が不明瞭」だったり、「食事が遅かったり」すること、「トイレを失敗しがち」なことも理解しようとしてくれます。 見た目はさほど差が無いけれど、全身の筋肉が弱いということがどんなことか、何となく実感してくれます。 以前、療育施設のPTの先生は、低筋緊張の筋肉は「古くなって伸びたゴムみたいなもの」と仰っていました。 でも、これはちょっといただけない。 最近では、「鍛えれば時間はかかるけれどちゃんと強くなる筋肉」だと聞きました。(出所不明ですが。) 「障がい児」という見方で他の障がいの方とひとくくりにされてしまうと低筋緊張であることのハンディは、解ってもらいにくいと思います。 ダウン症の特徴として、その容貌や知的なことがメインに言われますが、集団行動ではまず「行動のゆっくりさ」が目につき、問題視されます。 そして往々にしてその原因が「知能によるもの」だと思われたりもします。 でも「違う場合もある」ということ。 指示を理解していて、「わかっているけれど上手にできない」という場合もあるということを周りの大人に理解してもらいたいと思っています。 普段、私たちがあまりに簡単にできてしまうので、逆に理解できない 「筋肉を動かす」ということ。 わざとじゃなく、一生懸命頑張っているということ、それをまず理解してもらえるようにしています。
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長男は特別支援学級にいます。
同じクラスのお友達には、特に説明する必要は無いのですが(聞かれもしませんが)、次男のクラスメイトや交流学級のお友達は、 「なんで歩くの遅いの?」「なんで支援学級にいるの?」などと 聞いてきます。 当然ですよね。 大人と違って変な気遣いも思惑もありません。 「不思議は不思議」です。 聞かれたこちら側が自分の中に潜む「心持ち」でドキッとしたり被害者意識がもたげたりするのではないかと思います。 とにかく。 質問には答えなくては。 小学生に対しての説明では(といっても男の子にしか説明したことがないのですが)、私は「体って何からできてるか知ってる?」から始めました。 「体って何からできてるか知ってる?いっちばん小さいパーツってなんだかわかる?」 「一番小さいのは細胞って言ってその中を見ると染色体ってのがあるんだよ。」 たいてい「???」です。 そのまま続けます。 「その染色体ってのが、みんなは2本ずつ23種類あるんだよ。でもね、○○(長男)はおばちゃんのお腹にいるときから1本多いんだ。」 「体の全部、髪の毛も、爪も、筋肉も、み~んな細胞が集まってできているんだよ。でさ、○○はその細胞全部の染色体っていうのがみんな一本ずつ多いんだよ。だからさぁ、みんなより重いんだよ。だから何かやろうとしても、重くて速くできなかったり、大きくなるのもみんなより遅かったりするんだよ。」 これで、みんな何となく納得してくれます。 「なんだかわからないけど、長男くんはゆっくりなんだ」と。 ひとによっていろいろな考え方があります。 あっていいと思います。 私はダウン症が「病気」だとは、息子たちにもお友達にも思ってもらいたくないな、と考えます。 青い目の人がいるように、赤い髪の毛や黒い肌の人がいるように、ダウン症もそんな「体質の一種」みたいに捉えてもらえたらいいな、と考えています。 ↓↓ランキングに参加しています。 ↓↓応援よろしくお願い致します。 ![]() ![]() にほんブログ村 ![]() |
いらっしゃいませ
プロフィール
Author:春蝉
43歳で長男(ダウン症児)を、翌年次男(健常児)を出産しました。
現在小学校高学年、年子の男児の育児に奮闘中です。
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